2014年9月23日火曜日

琵琶湖疎水 インクラインとねじりまんぽと水路閣

以前から一度行きたかった琵琶湖疎水に行く事ができました。
琵琶湖疎水は琵琶湖から京都市内へ水を送る水路で第一疎水が1890年に完成、第二疎水が1912年に完成し水道水・工業用水・灌漑用水・水力発電・船運などの用途に使われておりました。
那須疎水・安積疎水と並ぶ日本三大疎水のひとつで近代化産業遺産に選定されています。
琵琶湖疎水で一番興味があったのが蹴上にあるインクラインです。


京都市内と琵琶湖では高低差の為に船の行き来ができずインクラインが必要になったのです。


南禅寺舟溜
インクラインの軌道
インクラインとはケーブルカーのようなもので高低差36メートル、長さ580メートルを超えるの距離を台車に舟を乗せて南禅寺舟溜と蹴上舟溜間をを行き来していたのです。
インクラインを動かす電力は琵琶湖疎水による発電でできた電力を使用したいたそうです。



インクラインの軌道の下を通るレンガ造りのトンネルがあります。
このトンネルが少し変わっていて「ねじりまんぽ」と呼ばれてます。


トンネル内が螺旋を描くように捻れた形でレンガが組まれているのです。
まんぽとはトンネルの事で捻れたトンネルだから「ねじりまんぽ」なんですね。


中に入るとなんだか吸い込まれるような感覚になりました。
なんでこんな構造になっているのかと言うと、上を通るインクラインに対してこのトンネルが斜めに通っております。
レンガはインクラインに対して直角になるように組上げることで強度がでるそうでなので
トンネル内では相対して斜めに組むことになり捻れた形になるにです。
明治期に主に関西方面で使われた技法だそうです。

ねじりまんぽを抜けて南禅寺に行ってみます。


南禅寺の山門の大きさに圧倒されました、目指すのはここの奥にある水路閣です。


紅葉の時期には早いですが、もうですに色づいている楓のもありました。


南禅寺境内にある南禅寺水路閣は周辺の景観に配慮しデザインされたそうです。



レンガ造りの重厚なアーチ構造の水道橋です、この存在感にまたまた圧倒されました。
橋の上は琵琶湖疎水が蹴上より分水された水が通ってます。


この水はトンネルを通り抜け哲学の道まで流れていきます。

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