2012年6月3日日曜日

HONDA NC700X

HONDAから発売された新型のバイク「NC700X」に先月FAZEから乗り換えました。


HONDAの「ニューミッドコンセプト」NCシリーズの第一弾のXです。
同じプラットホームで異なる個性のSやインテグラなどシリーズ展開することでコストを押さえ、絶対的な性能よりも日常での使い勝手を追求したモデルとなってます。
このNC700XはABS付きで同社の400ccのバイクよりも安い値段設定となってます。
値段が安いこともあって今非常に売れているバイクです。


エンジンは並列2気筒の669ccで270°の位相クランクの不等間隔爆発で並列ながらV型エンジンのような鼓動を感じます。排気音はとても静かです。
そしてバイクとしては異例のロングストロークエンジンを採用してます。
高回転は6000回転強でレブリミットになってしまう低回転型エンジンですが、潔く上の回転を切り捨てたことで低中速域ではフラットな分厚いトルクを発生して非常に扱いやすい性格となっており、燃費も700ccとは思えないほどの低燃費となってます。
今まででの最高値で高速の比率が高かったものの、セロー並の38km/lを記録しました。
リッタークラスから乗り換えたとしたら回らないエンジンは物足りないかも知れませんが、普段オフロードバイクに乗ってる私には十分なパワーとスピードです。
エンジンはスーパーカブの様にかなり前傾してます。前傾する事で 低重心化と上部にスペースが出来て本来ガソリンタンクがある位置が大きなラゲッジスペースとなってます。
この写真を撮影したツーリングの時には1泊分の荷物をすべてダミータンク内に納めてました。
ガソリンタンクはシート下に納められており、これも低重心化に貢献してます。この辺のレイアウトは昔乗っていたBMWのF650GSに似ています。
デザインもF650GSと似てますが、NC700Xは前後17インチのタイヤを履いたロードバイクです、フラットなダートなら走ることは出きるでしょうが、私はこれでわざわざ林道ツーリングをしようとは全く思いません。


ブレーキはウエーブタイプのシングルディスクに前後連動のコンバインドABS。
コストダウンの為に後輪のディスクは前輪ディスクを抜いた残りで作ってるそうです。
マフラーはスプレー缶とかガスカートリッジと言われてます。
ここは近々に無限のマフラーに交換予定。


フロントには小型のスクリーンを装備し上下の調整が可能です、高速走行中は胸から下の風はある程度防いでくれますが、もっと風防効果を求めるならばオプションで大型のスクリーンが用意されてます。
私はオフ車に比べれば十分な風防効果があると思いますのでノーマルのままです。


ガソリンタンクはシート下に14リッターです。容量は少ないかなと思いますが燃費が良いので満タンで400km以上走ります。
給油口はリアシート下にあります。シートバックを付けると給油の度に荷物をおろさないとなりません。
キャンプツーリングに行くならパニアケースが必要かと思いますが、フルパニアで15〜20万くらいするので車体の安さに比べると割高に感じてしまいます。


太いトルクで低い回転域で走れるおかげで長距離を走っても疲れが少ないバイクです。
低回転型の回らないエンジンですが決して面白くないエンジンではないと思います、流して走るような低い回転域でツインらしい心地よい鼓動を感じることができます。
実車を見るまでは外観は値段なりかな?思いましたが個人的には値段以上に良い仕上がりかと思います。
取り回しも比較的楽で燃費もいいのでお財布に優しいです。
タンクのメットインスペースは旅の道具としての気に入ってます。



追記
後ろに写ってるXR250(北米仕様)はこの後CRF250Lに乗り変えになりました。

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