2010年11月28日日曜日

千葉の細道

友人から千葉の山中に「軽トラ道」と呼ばれる道(友人が勝手にそう呼んでるだけかも?)があると聞き、狭路・急坂・獣道など険しい道が大好きな私はその友人と共に散策に行く事に。

先ずは「関東の駅100選」に選ばれている上総鶴舞の駅に立寄ります。



駅前には大きな銀杏の木が見事に色付いてました。



そして駅のホームにはサンタ格好をしたの案山子が・・・・





そして「軽トラ道」の入口となる月出小学校へ到着です。




友人が言う「軽トラ道」とは「江戸道」と呼ばれ、江戸と大多喜を結ぶ古い街道跡で一部は昔のままの姿で残っている道でした。


月出小学校から畜産団地までの道が舗装はしてあるけど細く曲がりくねった尾根道で、車で走るともの凄く心細くなる道です。
その道をしばらく走ると民家のある三叉路にでます。


 右へ行くと畜産団地、左に進むと江戸道の本線となりますが、車が通れる道ではありません。


ちょうどこの場所に住む人に江戸道についてのお話を聞く事ができました。
この石碑は江戸時代から残ってるもので風化が進んで表面の文字は読み取りづらいですが、方面と方角が記された道標です。


三叉路より畜産団地側へ下り大久保林道に向かいます。


この辺りはこのような小さなトンネルがとても多い。
紅葉が見事な大久保林道を通り抜け小湊鉄道の月崎駅に向かいます。



月崎駅近くに将棋の駒のような形の小さな素堀トンネルを通り飯給方面に向かいます。


このトンネルも非常に狭く車1台分の幅しかありません。
途中の分岐を山側に進むと更に狭い道があります。

こちらは下り方面
下り方面は軽トラがぎりぎり一杯の道幅で、上り方面は更に狭く車両での進入は困難です。

この上りの先のコーナーはセローでもフローティングターンをしないと曲がれません。
この狭路を下って行くとちょっと開けた所に出ました。
遮断機はありませんが踏切があります。
踏切脇の看板には2輪を除く車両の通行は出来ないと書いてあります。



狭い踏切の先の道は更に狭く・・・・


若干心細くなりましたが、あっと言う間に広い道にでました。広い道と行っても車もすれ違い出来ないような田んぼ道ですが。

ちょうど腹も減ったので平山の志保沢商店に向かいます、また昼飯は焼きそばです。
天気が良いせいかライダーのお客さんで溢れかえってました。

2010年11月21日日曜日

どぶそば(茨城県下館)

真壁の田中商店の焼きそばを食べたときに、下館にも焼きそばの名店があるとの情報を得て早速調査に行ってきました。

下館は国道294号と50号が交わる場所にあります。
そこで気づいたのが、国道50号って下館から西に向かうと足利や太田があります。
足利も太田も焼きそばの有名所です、同一線上に3カ所以上の点が存在する国道50号って「焼きそばベルト地帯」と言っても過言ではないと思います。
更に、結城・館林・桐生などのうどんの名産地とも重なります。
この地帯は深く調べると面白い小麦粉文化が見えて来るかもしれません。

下館の「どぶそば」なんともインパクトのある素敵なネーミングです、名前の由来はお店がどぶ川のすぐ脇にあり、地元での愛称とのことです。
屋号は「中山屋」と言い、つい最近までとても古く趣のある建物だったようですが、建物は新しく建て替えられてどぶ川も蓋をされています。
伺った時は店の目の前が道路工事中でした。


メニューの焼きそばは値段のみ、200円〜1000円まで表記されてます。


成人男性なら400〜500円がちょうど良い量です。お店の方も親切で量を聞くとお皿に麺を盛ってどの位の量か教えてくれました。


 500円を注文しました。
細めの麺で余計な水分がなくカラッとした焼きそばです、味付けは薄味でソースも混ざり方にムラはありますがとても美味。
卓上の青のりとソースと一味で味の変化つけるとまたひと味違ってきます。
下館までわざわざ行った甲斐がありました。

2010年11月13日土曜日

真壁の焼きそば(茨城県)

蕎麦屋が休みだったので店探しを兼ねて真壁の町を散策することに。
古い木造の建物や土蔵など、趣のある建物が点在するとても魅力的な町だ。
2月〜3月にかけては寒い中訪れた人をもてなすために「ひなまつり」も行われる。町の人もとても親切で訪れる人にとても温かい町と感じた。






先ず発見したのがホルモン焼き屋、なんとも情緒ある佇まいだ。


しかしながら現在は店内では食すことはできないそうだ。
女将さんが近くのお店を紹介してくれた。



ここが紹介してもらった「田中商店」です。


ぱっと見た目は食料品店、のぼりが無ければ飲食店とは気づきません。



焼きそばが売りの店なのでしょうか、「昭和ロマンの味」どんな味なんでしょうか?期待に胸が膨らみます。



店内も昭和テイストが漂ってます、食事のメニューは基本的に焼きそば類とラーメン類のみ、ご飯ものは無いようです。
とうがらし・こしょうを使ったいたずらって?

早速、焼きそば玉子入りを注文。


運ばれて来た焼きそばを見て思わず「おお!」と声をあげてしまった。
見た目から何とも美味そうです。
目玉焼きの上にかかったソースが食欲をそそります。

目玉焼きはふんわりとして絶妙な焼き加減です、その下に細かく刻んだ魚肉ソーセージが仕込んでありました。


目玉焼きとソースとソーセージが良く合います。
そしてオリジナルのブレンドソースで味付けした焼きそば本体もコクがありとても美味。
昭和の味恐るべし。

つくば道〜一本杉林道


久しぶりにセローの出動です、セローでのツーリングは夏に東北に行って以来です。
今回は日帰りで近場の筑波山ですが、このエリアはハードなトレックルートがあるのだ。
先ずは舗装路だけど関東屈指の急勾配の「つくば道」向かいます。


この道は「道100選」にも選ばれており、筑波山の山腹までほぼ一直線に登っていきます。

細い道を進んで行きます。


ここからが急勾配の始まりです。


簡易舗装の急坂が続きます、ローギアードのセローでも1速〜2速しか使えません。
道幅も車一台分の幅しかありません。


段々塀です、いかに急勾配か分かります。


下から見上げるとこんな感じです。
このまま進むと県道42号線に出ます。

県道に出て右に曲がり風返峠に向かいます。
ここから八郷に向かいます。


この道もつくば道ほどでは無いけどきついつづら折りの下りが続きます。




途中に脇道があったので散策してみます。


しばらくは軽トラが走れる位の道幅が次第に狭くなり、いつの間にか薮を漕ぐことに。
止まるとブレーキをかけてもズルズルと下がってきます、Uターンも出来ずにしばらくはバックで戻ることに・・・・


元来た道に戻り、八郷を通り一本杉峠に向かいます。
八郷側から一本杉峠まではフラットなダートで走りやすい、途中山の木々がいい感じで色付いてました。


爽やかな気分で一本杉峠に到着です。



林道入口には「車両通行不能」の看板がありますが、「通行禁止」の看板はありません。
真壁までの短い距離だけど路面の変化の激しい林道です。今回は下りと上りの往復を走ってみます。
少し走ると路面の石ころが段々大きくなってきます、そして道を横切るU字溝が崩落してました。


構わず先に進みます、相変わらず荒れた路面です。


岩盤が露出し道の様相はますます荒れてきます。こんなルートを走るとセローの楽しさをつくづく感じます。



露出した岩盤がステア状になり楽しさ倍増ですが、突然前方に陥没箇所発見です。


あらら、これでは4輪は完全に通れません。


近くで見ると結構な大穴です、セローでもここに落ちたら自力では脱出不可能です。
ここでこの状態だとこの先の崩落箇所が心配になってきました。
それでも先に進みます。




あらら、前回来た時からかなり崩落が進んでます。
道が無くなり沢になってました。


かなり危険な香りが漂います、沢の向こう側には下から上がってきた新型セローがいましたがあきらめて引き返して行きました。
良く見ると、右側にこのステアを回避できそうなルートがありました。
回避ルートも入口はステアになってますがこちらの方がリスクが少ないので山側へ迂回しました。



迂回しても結局はこの沢の中を走る嵌めに、と言うか押しました。
最後は白井トライアルパークの所に出ておしまいです。
往復の予定でしたがソロではちょっとリスキーなので下りだけでやめておきました。

腹も減ったのでお気に入りの蕎麦屋「ひろせ」に向かいます。
ここは農家が営む蕎麦屋でのトラクターなどの農耕機の倉庫を改装した店舗が面白い。


店の看板です、なんとも謙虚です。


店に着きましたが暖簾が掛かってません。今日は休みみたいです、残念。